この記事はAngular公式ブログ Angular 4.2 Now Availableを元に翻訳、加筆したものです。
Angular バージョン 4.2 がリリースされました。 このマイナーリリースは告知済みのSemantic Versioningにしたがっています。すなわち破壊的変更を含まず、バージョン4.x.xとして単純に置換可能です。
主な変更点
- Angular Formsは新たにmin/max属性に対するバリデータを含むようになりました
- ApplicationRef のboostrapメソッドに任意の要素への参照を渡すことで、コンポーネントを起動できるようになりました
- MissingTranslationStrategyやxliff2ファイル中のロケーションノートを含む、i18nツールの改善
- 将来的にAoTコンパイルしたコンポーネントをテストできるようにするための基盤を導入しました
- オプトインのフラグとして alwaysCompileGeneratedCode が使用可能になりました。これは将来的にデフォルトで有効になる予定です
新機能やバグフィックスの一覧は チェンジログ を参照してください。
Angular Animations
アニメーションを簡単に、そしてさらに強力にする多くの新機能が追加されました。いくつかは ng-conf 2017 において発表されたものです。- アニメーション内部に変数を用意し、オプションで設定する
- animation()を使って再利用可能なアニメーションを定義する
- query()を使ってアニメーション内で子要素をクエリする
- stagger()を使ってアニメーション内で複数の要素を動かす
- クエリされた要素が自身のアニメーションを開始できるようにする
- ルートの変更時に完全なアニメーションを行う
- AnimationBuilder を使ってプログラマティックにアニメーションを組み立ててコントロールする
詳細は the thinking behind these features を参考にしてください
新しくなったangular.io
本日、新しい angular.io ウェブサイトをリリースしました! ウェブサイトのインフラ、アーキテクチャ、そしてデザインをAngularを使って再構築しました。サイトのコンテンツは以前と変わりませんが、コードとコンテンツは angular/angularリポジトリのaioディレクトリ に存在しています。このウェブサイトは2つの目的のための第一歩です。ひとつめは、将来にわたってドキュメンテーションへのコントリビューションを受け入れやすくしたいというものです。現在は多くのドキュメンテーションのリファクタリング作業中であり、その後にはみなさんのフィードバックや改善をお待ちしています。今後、すべてのページに "improve this doc" へのリンクを追加して、直接GitHubで変更を提案できるようにする予定です。
ふたつめは、このウェブサイトを将来にわたってAngularアプリケーションの構築におけるベストプラクティスの例として提供することです。現時点のウェブサイトはプログレッシブウェブアプリケーションであり、Service Workerによるロード性能の改善をおこなっています。
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