2017年6月19日月曜日

ng-japan 2017を開催しました


6月17日に ng-japan 2017を開催しました。17人のスピーカーと5社のスポンサー、そして200人以上の参加者のみなさんのおかげで、今年も素晴らしいイベントにすることができました。本当にありがとうございました。

コンセプト


今年のng-japanは「Webのお祭り」というコンセプトで準備を進めました。AngularだけではなくAngularを取り巻く周辺技術についてのセッションを多く採用して、Angular Wayではなく、Webの一員としてのAngularという視点を重視しましたが、いかがだったでしょうか?

また、今年は第3回目のng-japanで、2年ぶりにAngularコアチームのメンバーを招いての開催になりました。さらに海外からもスピーカーを迎えたことで、いままでよりも国際色を強めたng-japanになりました。
海外のスピーカーを5人も迎えることになり、通訳を用意するかどうかの議論はもちろん行いましたが、最終的に英語のセッションはそのまま英語で聞いてもらうことに決めました。参加者の中には英語が聞き取れずに苦労した方もいたかもしれませんが、限られた時間を通訳に割くよりも、充実したセッションの提供を優先したことをご理解ください。


Youtubeアーカイブ


ng-japanの各トラックの様子はYoutubeチャンネルでアーカイブ動画が公開されています。


講演スライド


公開されているスライドは以下のリンクからアクセスできます



ng-japan 2018+


ng-japanは年に1回のペースで開催しており、もちろん2018年にも4回目のng-japanを計画中です。今年は300人の参加募集に対して500人以上の応募がありました。多くの方が定員を超えて参加できなかったことについては、今後改善していくつもりです。今後のng-japanをよりよいイベントにしていくために、みなさんからのフィードバックをお待ちしています。


それではまた来年、ng-japanでお会いしましょう!

2017年6月13日火曜日

Angular 4.2がリリースされました

この記事はAngular公式ブログ Angular 4.2 Now Availableを元に翻訳、加筆したものです。

Angular バージョン 4.2 がリリースされました。 このマイナーリリースは告知済みのSemantic Versioningにしたがっています。すなわち破壊的変更を含まず、バージョン4.x.xとして単純に置換可能です。

主な変更点

  • Angular Formsは新たにmin/max属性に対するバリデータを含むようになりました
  • ApplicationRef のboostrapメソッドに任意の要素への参照を渡すことで、コンポーネントを起動できるようになりました
  • MissingTranslationStrategyやxliff2ファイル中のロケーションノートを含む、i18nツールの改善
  • 将来的にAoTコンパイルしたコンポーネントをテストできるようにするための基盤を導入しました
  • オプトインのフラグとして alwaysCompileGeneratedCode が使用可能になりました。これは将来的にデフォルトで有効になる予定です

新機能やバグフィックスの一覧は チェンジログ を参照してください。


Angular Animations

アニメーションを簡単に、そしてさらに強力にする多くの新機能が追加されました。いくつかは ng-conf 2017 において発表されたものです。
  • アニメーション内部に変数を用意し、オプションで設定する
  • animation()を使って再利用可能なアニメーションを定義する
  • query()を使ってアニメーション内で子要素をクエリする
  • stagger()を使ってアニメーション内で複数の要素を動かす
  • クエリされた要素が自身のアニメーションを開始できるようにする
  • ルートの変更時に完全なアニメーションを行う
  • AnimationBuilder を使ってプログラマティックにアニメーションを組み立ててコントロールする

詳細は the thinking behind these features を参考にしてください

新しくなったangular.io

本日、新しい angular.io ウェブサイトをリリースしました! ウェブサイトのインフラ、アーキテクチャ、そしてデザインをAngularを使って再構築しました。サイトのコンテンツは以前と変わりませんが、コードとコンテンツは angular/angularリポジトリのaioディレクトリ に存在しています。

このウェブサイトは2つの目的のための第一歩です。ひとつめは、将来にわたってドキュメンテーションへのコントリビューションを受け入れやすくしたいというものです。現在は多くのドキュメンテーションのリファクタリング作業中であり、その後にはみなさんのフィードバックや改善をお待ちしています。今後、すべてのページに "improve this doc" へのリンクを追加して、直接GitHubで変更を提案できるようにする予定です。

ふたつめは、このウェブサイトを将来にわたってAngularアプリケーションの構築におけるベストプラクティスの例として提供することです。現時点のウェブサイトはプログレッシブウェブアプリケーションであり、Service Workerによるロード性能の改善をおこなっています。