2017年4月11日火曜日

Googleにおける標準言語


この記事はAngular公式ブログ Official languages at Googleを元に翻訳、加筆したものです。


TypeScriptがGoogleの標準言語になったことを発表したng-conf 2017での私の基調講演をうけて、GoogleにおけるDartの状況について多くの質問が寄せられました。


DartとTypeScriptの両方は同じカテゴリにいることを明確にしておきたいと思います。これらはどちらもクライアントサイドの開発に使うことを許可されています。しかし、JavaScript/ClosureやJavaのような確立した言語とは同じカテゴリにありません。これらはさらにコードの行数が多く、ツールも整備されています。

Dartはこの4年間Googleにおいて無制限にクライアント開発に使われています。DartとAngularDartはAdWordsやAdSense、Shoppingのような大規模な製品、そしてGoogle CRMのような重要な内部ツールに使われます。さらに、クロスプラットフォームのモバイルアプリケーションフレームワーク Flutter はDartを使用しており、Google CRMやShopping  Expressを含む複数のチームで使われています。Googleのコードベースには膨大な量のDartのコードが含まれています。

TypeScriptは2017年3月からクライアント開発のための無制限の使用が認められました。TypeScriptとAngularはGoogle AnalyticsやFirebase、Google Cloud Platform(訳注: 各サービスの管理コンソールの実装に使われる)、そしてバグトラッキングや従業員管理、製品承認、起動ツールなどの重要な内部ツールに使われます。

Googleがクライアントサイドの言語の選択肢を得て、ニーズに応じた最適なものを選べるようになったことを発表できて光栄です。

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