ただし、すべての資料が常に正しく、最新の情報であるとは限りません。むしろ多くの資料はメジャーアップデートやマイナーアップデートに追従できておらず、最新のAngularとなんらかの差分があるでしょう。また、間違った情報を掲載しているものもゼロではありません。
そこで本記事ではAngularを学習する上で、その資料を参考にすべきかどうかを判断するいくつかのポイントを紹介します。このポイントを満たしているからといって常に良い資料であるとは言えませんが、ひとつの基準として参考にしてください。
避けたほうが良い資料の特徴
- 最後に更新された時期や、その時点のAngularのバージョンが明記されていないもの
- AngularJS2やAngular2など、間違った名称が使われているもの
- AngularJSのロゴ(灰色の縁取り)が使われているもの
- 廃止となった機能を使うためにあえて古いバージョンのAngularを使っているもの
- 非推奨となった機能を使っているのに注意書きがされていないもの
また、ブランド名については公式のアナウンスのとおり、AngularJSとは別のAngularという名前に統一され、ブランド名にバージョン番号は含まれません。パッケージのバージョンとしての2.0や4.3などではなく、Angular 4などの名称で呼ぶのは間違いです。ロゴについてもAngularJSとAngularの違いをはっきりさせるために、古いロゴは使うべきではありません。
公式ドキュメントを活用しましょう
angular.ioで公開されている公式ドキュメントは常に最新で正しい教材です。知りたいことについて、まずは公式ドキュメントがないかどうかを確認しましょう。
コミュニティを活用しましょう
Angular日本ユーザー会ではユーザー同士で雑談や技術的な質問など、コミュニケーションを行うための誰でも参加できるSlackチームを運営しています。slack-invite.ngjapan.orgから参加できますので、英語のドキュメントを読むのが難しく日本語で尋ねたいときにはぜひ活用してください。